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保育園ナースのりらがこどものあれこれ、保育園看護師事情を記録します*॰ॱ✍

子どもが熱!!こんな時どうする?熱の時の対応方法について

🤱「子どもが熱を出した!」

👨「熱の時はどうすればいいんだ!?」

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ご覧いただきありがとうございます。

りらこど初めての投稿記事です。

 

ママさんパパさん。

お子さんが熱を出した時に焦ったことはありませんか?

お子さんが熱を出して苦しんでる姿をみると、とっても不安になりますよね。

私も一児の母として、子どもが辛そうな姿をみるのはとても不安になりますし、焦ってしまいます。ですが、熱を出した時に見るべきポイントや、対応方法がわかると落ち着いて行動ができます。

今回の記事ではそのポイントや対応方法を解説していきます。

ぜひ参考にしてくださいね。

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熱って何者?

「熱」とはカンタンにいうと、「からだにとってよくないものがあることで、体温のコントロールがうまくいかず、いつもより高い温度になってる状態」です。

 

どうして熱が出るの?

熱の原因については様々ありますが、基本的には、「悪いモノを倒すための反応」と覚えてもらって大丈夫です。では悪いものを倒すための反応とはどんなものでしょうか?もう少し分かりやすく解説していきます。

例えば、からだに風邪のウイルスがはいってきたとしましょう。

このウイルスはある一定の温度で活発に動く存在。ですが、「からだにとってよくないもの」ですよね?

このからだによくないウイルスを一刻も早く追い出したいわけです。そのためには、体温を上げてウイルスがはたらきにくい環境を整えることが大切です。

つまり、「からだにとって悪いモノ🟰ウイルスを、からだが熱をあげることで倒そうとする」これが、熱の目的なんです。

そう考えると、熱って人間がからだを守るには必要な反応なんですね。

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子どもは熱を出しやすい!?

🤱「なんでこんなに熱出すの~💦」

👨「また熱~?!」

ママさん、パパさんの心の声が聞こえてきました。

そう、子どもってとっても熱を出しやすいんです。

その理由は「体温をコントロールするコントローラーがまだ未熟だから」なんですね。

脳には体温調節機能があるんですが、ここが子どものうちは未熟です。そのため体温をコントロールするチカラが未熟なんですね。

 

 

熱が出た時の対処法

熱のしくみや熱が出る理由は、なんとなくわかりましたか?

熱が出る原因がわかったとはいえ、我が子がつらそうなのをみると不安で心配になりますよね。

次は熱が出た時の観察ポイントと対処法を解説していきます。

 

熱の時に見るべきポイント

こどもの熱の時に見るべきポイントは次の3つになります。

1、水分はとれてる?

2、ねむることができてる?

3、あそぶことができてる?

この3つはとにかく重要です。

水分がとれていて、普段通りにねむったり、遊ぶことが出来ている場合は、脱水になる危険性が低いため、すぐの受診は必要ありません。

 

熱の時は冷やしてはいけない!?

熱の時は「体を冷やす!」

ちょっとまってください。

熱🟰冷やすではないです。

私たち大人は熱を出した時、寒気があるときありませんか?その時からだを冷やしますか?

冷やさず、からだを温める方が多いのではないでしょうか?

これは子どもにおいても全く一緒です。

ではなぜ、冷やさずにからだをあたためるのでしょうか?

それは「悪いモノ🟰ウイルスを倒すための準備」ができあがっていないことと、「余計なエネルギー消費を防ぐため」だからです。

寒気がする時ってからだが震えますよね?そんなときは、震えることで体温をあげて、ウイルスを倒すための環境をつくります。そして、この体温をあげる行為はエネルギーを消耗します。

からだががんばってウイルスを倒そうとしているところに、冷やす行為をしてしまうと、無駄なエネルギー消費をして、さらにからだは疲れてしまいます。

そのため、寒気があるときは冷やさずに保温をすることが大切なんですね。

 

じゃあ逆に冷やすのはどんな時?そう思いますよね。

答えは、「熱が上がりきった時」

熱が上がりきった🟰ウイルスと戦うための環境ができた!ということになりますから、このタイミングで冷やしましょう。

見極め方としては、子ども自身が「暑い」と言ってきた時。これですね。

冷やすといっても保冷剤を無理に使う必要はなくって、洋服を1枚脱がせる、掛物を剥ぐなどでもOK。

お子さんの様子をみて行ってくださいね。

 

余談ですが、「暑いや寒いを言えない乳児はどうしたらいいの?」という疑問が出てきます。

こちらに関しては、子どもの手足に触れてみてください。冷えてたら保温、暑ければ冷やす。これで判断してもらえれば大丈夫です。

 

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熱の時の対応方法

基本的にはこの3つです。

1、安静にする。

2、水分(栄養)を補う。

3、必要に応じてお薬の使用。

 

1の安静について。

これは横になって休む、、と言いたいところですが、なかなか子どもには難しいですよね。

大丈夫です。

遊べるなら遊ばせてください。

遊べる🟰そこまで辛くないということですから、無理に横にしなくて大丈夫です。

ただ遊び方は工夫するといいかもしれません。例えば座ってできる塗り絵、おえかき。絵本を読む、おままごとをする。など室内でできる遊びをとりいれるといいですね。

そこに先程の保温、冷やすを状況に応じて行ってください。

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2の水分(栄養)の補給について。

こちらに関しては、栄養は後回しでも大丈夫です。

ただ水分は補ってください。

というのも、人の体は水でできていて、熱の時は水分が出ていきやすく、脱水の危険性があるから。

特に子どもの場合は、大人よりも水分量が多いです。

なのでちょこちょここまめに水分を与えてください。

栄養面については「食べられるものを食べられるだけ」これで十分です。

理由は普段の食事から得ている栄養を身体に蓄えているから。病気のときはこの蓄えでも問題ないので、無理に食べなくって大丈夫です。

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3の必要に応じてお薬を。

これに関しては、前提として医師の指示にしたがってください。

ただ、こどもはもともと「からだを自力で治す力」をもっています。

なので、すぐに薬を使わなくても大丈夫なんですが、

例えば熱があるために眠れない、水分が取れない等、日常生活に影響が出てくる場合は、お薬を使ってあげることも大切です。

お薬を使う/使わないをはっきりと二極化するのではなく、必要に応じて使っていきたいですね。

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こんな時は病院へ

基本的に熱があっても、水分が取れていて、普段通りに遊んだり眠れたりしている場合は、急いでの受診はしなくても大丈夫です。

ただ以下の場合は、夜間帯でも早めの受診をオススメします。

 

・3ヶ月未満のお子さんの発熱

 ⇒3ヶ月未満は熱以外の症状が出にくく、重症度の判断がつきにくいため。

・水分補給ができない

⇒脱水のリスクがあるため

 

こんなときは、夜間帯でも病院に行きましょう。

 

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まとめ

まとめになります。

・熱はからだを守るための防衛反応

・こどもは体温をコントロールする機能がまだ未熟なため、熱を出しやすい。

・熱の時は、「水分が取れているか?」「眠れているか?」「遊べているか?」この3つをチェック。

・保温と冷やすを適切に行う。

・水分はこまめにとり、室内で安静をとる。

・3ヶ月未満の発熱と水分が取れない時は受診を。

 

こどもが熱の時は上記に気をつけて、落ち着いて行動してくださいね♪