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保育園ナースのりらがこどものあれこれ、保育園看護師事情を記録します*॰ॱ✍

子どもの脱水に注意⚠️脱水とは?なったらどうする?

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‪🤱「子どもって脱水になりやすいの?」

🤱「脱水になるとどんな症状がでるの?」

👨「脱水を防ぐにはどうしたらいいの?」

👨「脱水のときはどうしたらいいの?」

 

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ご覧いただきありがとうございます!

 

「子どもは大人に比べて、脱水になりやすい。」

そんなことを聞いたことはありませんか?

まさにこの通り、子どもは脱水に陥りやすいです。

なぜ子どもは脱水になりやすいのでしょうか?

今回は子どもがなりやすい「脱水」について、解説していきたいと思います。

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1.脱水とは?

脱水とはからだの水分がない状態

脱水とは、簡単に言うと「からだの水分がたりていない状態」をいいます。

詳しく解説しますと、なんらかの原因でからだから水分が失われるor摂取不足が生じて、体液(からだの水分や電解質)が足りなくなった状態をいいます。

脱水の状態は続くと命の危険も伴うため、早急な対応を要します。

ヒトの身体は60%が水分でできている

「ヒトは水分なしには生きていけない」と聞いたことはありませんか?その言葉通り、ヒトのからだは水分でできており、その割合は60%にもなります。

この水分は、体温を一定に保ったり、からだから老廃物を出したり、栄養や酸素といったからだらに必要不可欠なものを運搬したり等、様々な役割を持っています。そのため、ヒトにとって水分はなくてはならないものなのです。

こどものからだは75~80%が水分でてきている

子どもの場合、さらにからだの水分量は変わってきます。その割合は75~80%にもなります!

そのため、大人以上に水分量を必要とします。

こどもは脱水になりやすい!!

冒頭でも触れた通り、子どもは脱水になりやすいのですが、それはなぜでしょうか?

その理由は4つあります。

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    ※不感蒸泄とは汗や呼吸によって出ていく水分をいいます。

 

2.脱水の症状は?

脱水のときの症状は主にこの6つ!

脱水になるとこんな症状が出てきます。

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これらの症状には要注意です。

これらの症状は全て「からだから水分、電解質が出ていく事で起きる」がポイントとなります。順番に解説していきます。

おしっこの色が濃くなる。または出なくなる。

からだの水分量は主に腎臓で調整されていて、不要なものや不要な水分はおしっことして排出され、必要な栄養分や水分は再びからだにもどっていきます。

そのため、からだの水分が減ってくると水分が出ないようにはたらくため、おしっこが濃くなります。さらに脱水が進行してくると、水分を貯めるはたらきがより一層強くなるので、おしっこは出なくなります。子どもの場合、半日以上おしっこが出ない場合は要注意です。

粘膜や皮膚が乾燥している。

水分がある時の粘膜は湿り気をおびています。皮膚はプルプルしていたりモチモチしていますね。ですが脱水により水分が出ていくと、皮膚や粘膜にある水分量も減少しますから、カサカサになったりシワがよってきます。

涙が出ない

こどもは体調が悪くなると、だいたい機嫌が悪くなりぐずったりしますよね。普段泣いた時は涙が出ると思いますが、脱水のときは涙は出なくなります。

目や大泉門が陥没する

からだの水分が失われると目の上まぶたが陥没してきます。

また0~1歳くらいまでのお子さんの場合、頭のてっぺん付近に「ぷにっ」とやわらかい部分があり、ここを「大泉門」といいます。この大泉門が陥没していきます。

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ぐったりする

脱水のときは、水分と一緒に電解質(ミネラル)も失われていきます。電解質とは、水分の量を調整したり、筋肉を動かしたり、神経の伝達など生きる上で必要不可欠なものです。電解質が失われると、脳や体を動かすの機能にも影響してきますから、ぐったりしてきます。ぐったりすると、水分を飲むことも辛くなってきますから、さらに悪循環に。

けいれんする

ぐったりするのと同様、電解質が失われることで脳へのダメージをうけ、けいれんしてしまう場合があります。ここまでくるとかなりの重症度です。

3.脱水を防ぐには?

こまめに水分補給をすることがポイント!

脱水予防にはとにかく「水分補給」です。からだから出てしまう水分を飲んで補う。これが非常に重要です。

また、水分以外にも電解質が一緒に出ていきますから、水分と塩分を一緒に補えるといいですね。

それをカンタンに補えるのが、OS-1やスポーツドリンク。ただスポーツドリンクなどは糖分がすごいので、手作りしてしまうのもオススメです。

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4.脱水になってしまったときは?

まずは水分補給をしましょう。

まず飲水が出来る状態であれば水分補給を試みましょう。できればOS-1など塩分が含まれたものが望ましいです。また、先程お伝えした手作りOS-1もいいですね。

 

水分補給が難しければ病院へ!!

水分補給が難しいような状況であれば、迷わず病院へ行きましょう。

また水分がとれていても、脱水症状が出ている場合は早急に受診を。

こどもは治るのが早いのと同時に、とにかく病状の進行が早いです。そのため「大丈夫かも」と思って、様子をみていたらあっという間に脱水が進行していることも。

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5.まとめ

脱水に関するまとめです。

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「こどもは脱水になりやすい。」

このポイントをしっかり抑えて、日頃から予防していきたいですね。

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